季節性情動障害(冬期性鬱病)
季節性感情障害というのは、うつ病の一種です。秋から冬にかけて、体がだるくて何もする気になれない、疲れやすくて気分が憂うつになる…という症状が出てくるのが特徴。一般的なうつ病とよく似た症状ですが、うつ病の代表的な症状に「不眠」「食欲不振」があるのに対し、季節性感情障害の場合には、その逆に睡眠時間が異常に長くなったり、食欲も増して過食の傾向になることがよくあります。また、北欧など北緯の高い地域ほど発症率が高いのも特徴で、日本では太平洋側より日本海側の地域のほうが発症率も高くなっています。このことから、この病気は1日のうちで生物が日光を浴びる時間が大きく減少する地域に多く見られると認識されています。つまり、日照時間や体内リズムが大きく関係しているのです。
2年続けて症状が出たら診察を
この病気の治療は、一般的なうつ病と同様に、抗うつ剤や抗不安薬による薬物療法が中心ですが、そのほかに高照度光療法などが施されます。2,000〜2,500ルクスの高照度の光を朝と夕方に1日数時間当てて、体内時計をリセットさせる治療法です。これによって症状が治まり、再発も防げるといわれています。秋から冬にかけて、同じような症状が2年以上続けて出た場合には、早めに専門医を訪ねるようにしましょう。一般的に見て、それほど多い病気ではありませんが、もしそうなら治療は早くから開始するに越したことはありません。
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